前に戻る トップへ戻る 次の問題へ
問題2.1.3
はで逆関数を持つことを示せ。
また、の逆関数をと表すとき、を求めよ。
《ポイント》
の逆関数はにより与えられますが、が「関数」として定義可能でなければの逆関数は存在しません。ここで「関数」であるとは、「の値に対しての値がただ一つ定まる(の値に対しての値がただ一つ定まる)」という条件を満たすことを指しています。多価関数の場合はの値に対しての値が複数存在するため、逆関数が定義できません。
《解答例》
とする。
においてと置くと、
ここで、曲線 は より、すべての実数について単調増加であるから、の値に対しての値がただ一つ定まる。故にについて、の値に対しての値がただ一つ定まる。
したがってはにおいて逆関数を持つ。また、導関数は
である。
復習例題未設定
前に戻る トップへ戻る 次の問題へ