微積3.1.4 前に戻る トップへ戻る 次の問題へ 問題3.1.4 f(x)が連続であるとき、次の等式を示せ。 (1)∫0π2f(sinx)dx=∫0π2f(cosx)dx (2)∫0πf(sinx)dx=2∫0π2f(sinx)dx 《ポイント》 三角関数の合成関数の積分では積分範囲について操作すれば、補角の関係からsinとcosを行き来できます。 《解答例》 (1) まず∫0π2f(sinx)dx=∫0π2f(cos(π2−x))dxである。 π2−x=t と置くと、−dx=dt、 x:0→π2、t:π2→0 であるから、 ∫0π2f(cos(π2−x))dx=∫π20f(cost)(−1)dt=∫0π2f(cosx)dx よって示された。 □ (2) 左辺について ∫0πf(sinx)dx=∫0π2f(sinx)dx+∫π2πf(sinx)dxである。 π−x=tと置くと、−dx=dt、 x:π2→π、t:π2→0であるから、 ∫0π2f(sinx)dx+∫π2πf(sinx)dx=∫0π2f(sinx)dx+∫π20f(sint)(−1)dt=∫0π2f(sinx)dx+∫0π2f(sint)dt=2∫0π2f(sinx)dx よって示された。 □ 復習例題未設定 前に戻る トップへ戻る 次の問題へ