微積1.2.2

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問題1.2.2

次の関数は $x=0$ で連続かどうか答えよ。

(1)$\displaystyle f(x)=\begin{cases} \dfrac{\sin x}{x} & (x \ne 0) \\ \ \ \ 1 & (x=0) \end{cases} $

(2)$\displaystyle f(x)=\begin{cases} x \sin \dfrac{1}{x} & (x \ne 0) \\ \ \ \ 1 & (x=0) \end{cases} $

 

《ポイント》

「連続」という概念は簡単に(雑に?)言えば「グラフが繋がっている」ことを意味しています。基本的にはある点における極限を求める問題に還元されます。

範囲外ですが、似た表現に「微分可能」というものがありました。こちらは直感的に言うと「グラフが滑らかに繋がっている」ことを意味しています。微分可能性の概念は第2章で扱います。

 


 

《解答例》

(1)

$\displaystyle \lim_{x \to 0} \dfrac{\sin x}{x}=1$より、$f(x)$は$x=0$で連続である。

 

(2)

$0 \leqq \left| x \sin \dfrac{1}{x} \right| \leqq x \stackrel{(x \to 0)}{\to} 0$ より、$\displaystyle \lim_{x \to 0} x \sin \dfrac{1}{x}=0$であるから、$f(x)$は$x=0$で連続でない。

 


 

《コメント》

いずれも極限を求めるだけなので大した計算は不要ですね。また、(2)の関数は1.2の1.(3)と同一です。

 


 

復習例題1.2.2

次の関数は $x=0$ で連続かどうか答えよ。

(1)$\displaystyle f(x)=\dfrac{x^2+x}{|x|}$

(2)$\displaystyle f(x)=\begin{cases} \dfrac{x}{e^x-1} & (x \ne 0) \\ \ \ \ \ \ 1 & (x=0) \end{cases} $

 

>>解答・解説


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