「あずまや」の種類と名称

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「あずまや」

公園でよく見かける「あずまや」は漢字では「四阿」や「東屋」と書きます。「四阿」は「しあ」と読まれることもあります。東屋は中国語では「亭」(ちん)と呼ばれています。

図.公園などで見られる一般的な東屋

因みに「庵」(あん)は質素な小屋を指す語なので東屋とは関係ありません。

 

 西洋風東屋

西洋風の東屋は「ガゼボ」(gazebo)と呼ばれます。柱があるだけで外の空間に開けており、柱の位置関係・屋根の形が八角形のものが一般的です。日本でも結婚式場や西洋風の庭園などで見られます。

図.gazebo(シンガポール植物園)

図.gazebo(ロンドンの公園)

中東や地中海沿岸の地域では東屋のことを「キオスク」と呼ぶことがありますが、近代では東屋はガゼボと呼び、仮設小屋の事をキオスクと呼ぶようになっているようです。

因みにキオスクという語はペルシア語のクシュク(kušk)に由来し、「日陰を作る物」を指しています。本来のキオスクは東屋やガゼボと同様に、壁の無い開放的な作りだったそうです。


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