「フィッシング詐欺」のスペルは “fishing” ではない

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 フィッシング詐欺とは

インターネットユーザーから経済的価値の高い情報(アカウントのユーザ名やパスワード、クレジットカード情報など)を奪うために行われる詐欺行為を「フィッシング詐欺」と呼びます。

例えば、

「あなたは○○に当選しました!以下のリンクから景品を受け取れます!」

といったメールや、

「クレジットカード会社のシステム変更につき、顧客情報をこちらのフォームに入力してください」

といったメールなどはフィッシング詐欺です。近年ではSMS(ショートメッセージサービス)を通じた詐欺も頻発しています。

「お届け物を配達しましたが不在だったので、こちらのリンクから再配達を依頼してください」

とか

「動画サイト利用料が未払いです。〇月×日までにxxx-yyyy-zzzzに連絡が無ければ法的措置を取ります」

といったメッセージは代表的なフィッシング詐欺の文言です。こういうタイプのメッセージに返信してはいけません(利用者の存在するメールアドレス・電話番号であることが詐欺業者にバレてしまうため)。

 フィッシング = “phishing”

「フィッシング」というのは「釣り」の意ですが、実は英語の綴りは “phishing” です。意味合いとしては “fishing” ですが、スペルは “fishing” ではないので使用の際は要注意です。

語源については諸説あるそうで、”fishing”(釣り)のfをphに変えたハッカー風のスラングとして広まった、というのが通説のようです。この他に、”password harvesting fishing” の略とする説もあるようです。また、日本の総務省のホームページによると、「魚釣り(fishing)と洗練(sophisticated)から作られた造語」と説明されています。


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