「青田刈り」と「青田買い」どっちが正しい?

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「青田刈り」と「青田買い」

青田刈り」とは戦国時代における戦術の一つで、敵地の青田を刈る(まだ実っていない状態の稲を刈り取ってしまう)ことで、敵軍を兵糧を減らして弱体化を狙った兵糧攻めの一種を指しています。青田を刈るので「青田刈り」です。

一方で「青田買い」とは、収穫量を見越してまだ稲が青いうちにその田の米を買い取ることを指します。要するにコメの先物取引ですね。転じて、高校・大学を卒業する前の学生に対して早期に採用の契約を結ぶことの比喩的な表現としても用いられます。

このように意味は全く異なる単語ですが語感が似通っているためか、「青田買い」の意味合いで「青田刈り」の語を誤って用いている人をしばしば見掛けます。将来に期待しているから買うのであって、まだ収穫できない状態なのに刈り取ってしまってはどうしようもないですよね。気を付けましょう。


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