地図上の架空の島「Null island」

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     Null island「ヌル島」

    「ヌル島」または「ナル島」は架空の島で、赤道と本初子午線の交点、すなわち経度0度(東経0度かつ西経0度)緯度0度(北緯0度かつ南緯0度)にあるものと設定されている。これは大西洋のガーナ沖あたりに位置する。

    ヌル島は「世界で最も多くの人が訪れた架空の島」と言われる。

    この「島」は不正なジオタグを誘導するというエラー防止の役割を持っている。例えば、スマホの位置情報機能が正しく作動してないと撮った写真データには「座標0,0」のジオタグが付けられる。つまり、機内モードで写真撮影するとヌル島で撮影した写真ということになる。

    元々は統計データを処理する関係で 0°00’00.0″N 0°00’00.0″E の地点を便宜上の陸地として扱う地理関係者の間での慣行があり、これを面白がったネットユーザーがタグ付けして広まったということである。英語圏では架空の「ヌル共和国」が作られ、国旗まで作られたとか…。

    なお、ヌル島の地点には観測ブイが浮いている。


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