置換による式計算⑤ 高校数学のコツTopに戻る 置換による式計算⑤ 【3次方程式の解の計算】 問題 α={(4138)12+6}13−{(4138)12−6}13は整数を係数とする3次方程式2x3+Ax2+Bx+C=0の解である。このとき、整数 A、B、C を求めよ。 コツ 文字による置き換えが威力を発揮する場面の一つです。三乗根を新たに文字で置くと見通しが良いでしょう。 解答例 α=p−q と置くと、α3=(p−q)3=p3–3pq(p−q)–q3⋯(∗)となる。 いま、pq={(4138)12+6}13⋅{(4138)12−6}13=(4138−36)13=(1258)13=52したがって、(∗)より、α3={(4138)12+6}−{(4138)12−6}−3⋅52α=12–152α ∴2α3+15α–24=0となる。したがって、A=0、B=15、C=−24 を得る。 高校数学のコツTopに戻る