Excel「参照が正しくありません」の対処法

Excelを使っていたら「参照が正しくありません。」というエラーメッセージが延々と出てきて困った経験はありませんか? このエラーはどこをクリックしても消えてくれず保存も終了もできないため、作業中のファイルを諦めて泣く泣くExcelを強制終了&再起動しているという方も多いかもしれません。

しかし、実はこのエラーは簡単に抜け出すことができます。その方法は…

Escキーを押す

たったこれだけです。これでエラー地獄から解放され、問題のセルを何とかすることができます。もちろんファイルの保存もできるようになります!

他にもEscキーで脱出できるケースがあります。例えば「オブジェクト選択モード」からはEscキーで脱出できます(これは左ダブルクリックでも脱出可能)。間違ってセルに何かを入力してしまったのを取り消す時にもEscキーが有効です(これは[Ctrl + Z] で「元に戻す」でも対応可能)。

Excelに限らずEscキーで助かることは時々あるので、困ったときはEscキーを押してみる、というのは覚えておいて損の無いライフハックです。


この「参照が正しくありません。」というエラーですが、原因は色々と考えられます。文字通り参照が正しくないことが原因なのですが、グラフが参照しているセルが消えていたり、数式が参照しているデータや他のブックが削除されていたりすると出てくるようです。

うんともすんとも言わなくなってしまうエラーなだけに、初見だとかなり不安になってしまいます。無理やり何とかしようとしてPCを強制シャットダウンしようとする人もいるようです。Microsoftはどうしてこんな仕様にしてしまったのでしょうか・・・。

余談ですが、ウェブサイトによっては「Escキーを押下する」という風に書いているものもあります。「押下(おうか)する」というのはボタンやスイッチを押す一連の動作を指します。少し形式ばった表現というだけで、「押す」と意味は全く同じです。

それはそれとして、ショートカットキー「Ctrl + S」でファイルをこまめに上書き保存する癖を付けておきましょう。これはExcelに限らず様々なソフトウェアで有用なので、習慣にしておきたいところです。Windows関連のショートカットについては【効率爆上げ】Windowsショートカット集【決定版】の記事にたっぷりまとめていますので、是非ご利用下さい!