printで出力のformatを指定する
format関数の基本的な使い方
中括弧(波括弧ともいう){} で囲まれた「置換フィールド」を埋め込み、format( ) メソッドの引数で {} の部分を置換する。
置換はインデックス番号の対応で行われるため、インデックスを指定すれば同じ値を複数埋め込むことができる。あるいは変数に名前を付けて指定することもできる。
なお、format関数の中では変数の演算ができる。文字列についても連結可能である。
シングルクォート ‘ だけでなくダブルクォート ” でもトリプルクォート ”’ や “”” でもOK。このようにして文字列を整形することができる。
※桁合わせやゼロ埋め、中央合わせなどについては別のページに記載してあるので参考にして下さい。
%で書式を指定する方法
なお、format関数で指定しなくても以下のようにタプルを渡すことができる。
リストの要素を指定することも可能。
Pythonのこの書式でよく用いられる変数の型は次の通り。
記号 | 型(タイプ) | 備考 |
---|---|---|
s |
文字列 | これがデフォルトなので、通常は省略する。 |
d |
整数(10進数) | 2進数はb 、16進数はx またはX 。 |
e またはE |
浮動小数点数(指数表記) | 大文字(E )の場合は指数表記にeでなくEが使われる。 |
f またはF |
浮動小数点数(小数点表記) | 大文字(F )の場合はnanがNAN、infがINFと表示される。 |
「f文字列」の使い方
Python3.6から「f文字列」という書式が導入され、format関数を使うよりもシンプルに書けるようになった。
f’xxx’(もしくは F’xxx’)と指定すれば変数名でフォーマット指定が可能。基本的な使い方はformat関数とほとんど同じである。
例えばf文字列内で datetime クラスを利用して日付を表示するには以下のようにする。