創作整数問題#8解法&創作整数問題#9

多項式の可約判定は難関大の入試で取り上げられることが多いですが、解法はほぼワンパターンです。2変数になってもまずは次数下げから考えます。

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東京大学2017年前期 理科第5問

最近は整数問題しか取り上げていなかったので一旦離れてみます(笑)。今年の東大理科の第5問、直線 $y=x$ に関して対称な放物線の接線に関する問題です。計算の工夫のしどころをしっかり押さえられれば難無く解答できます。
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学習院大学2003年前期(文)第3問

方程式の整数解に関するお手頃な演習問題ですが、掘り下げてみると意外に奥が深い問題かもしれませんね・・・。
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創作整数問題#7解法&創作整数問題#8

こんにちは。今年も4分の1が終わってしまいました。4月ということで、これから新生活が始まろうとしている人も多いのではないでしょうか。3月が別れの月なら4月は出会いの月ですね。かく言う私は今日も今日とて数学・・・。

さて、前回の問題#7は#6に引き続き記数法がテーマでしたが、ちょっと変わった出題だったかもしれませんね。お次の問題は記数法から離れて多項式の話題。

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整数の業界有名問題特集

世の中には「有名問題」として知られている問題が多数存在し、良くも悪くもその分野の代表例として紹介されます。例えば「$\sqrt{2}$が無理数であることを示せ」などといった証明問題は数ある有名問題の中でもその代表格ですね。この記事では整数分野の有名問題の中でもやや悪質(?)なものをちょっぴりご紹介します(笑)。

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創作整数問題#6解法&創作整数問題#7


こんにちは、pencilです。問題#6は記数法を題材としていますが、そもそも記数法とは何なのかが分からなければ門前払いを食らいます。その辺も少し解説します。

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創作整数問題#5解法&創作整数問題#6


こんにちは、pencilです。世の中には「マスターデーモン」というおどろおどろしい名の付く問題(1990年IMO中国大会(北京)の第3問)が存在し、数学愛好家や数オリ関係者の間で知名度が高い(?)問題です。前回の問題は若干その問題に似ていますが、素数という条件が強い制約になっており比較的簡単に解くことができます。

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創作整数問題#4解法&創作整数問題#5

こんにちはpencilです。行く1月、逃げる2月、去る3月とは言いますが、今年の3月も残すところ1週間程となってしまいましたね。さて、前回の問題#4は数列の余りの周期性に気付くことができれば易問だったと思います。問題#5は(一応)ディオファントス方程式の問題にしてみました。楽しいですよ~(笑)

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微分積分学と物理学①

古来、数学とは目的であると同時に手段でもあった。数学を美しいと感じるか否かはさておき、太古から人々の生活に欠かせない実学であったことは事実である。数えられる数という体系に始まる数論、長さや高さ、広さといった量を測るための図形的な研究から生まれた幾何学が創始され、数式という概念を高度に発達させて誕生した代数学からは後の微分積分学が成立する。現代における数学教育とはこうした過去の遺産の追認であり追体験であることは前頁の記事で触れられている通りである。

今回は数学以外の学問との関わりという観点から数学という世界の一端を覗いてみよう。 “微分積分学と物理学①” の続きを読む

微分積分学の歴史

こんにちは。pencilです。今日は微分積分学の歴史についてご紹介します。

微分積分を指す「ビセキ」という言葉は、高校生以上の年齢の方には随分と馴染み深い言葉でしょう。この「ビセキ」の概念を高校生が学べるようになるまでに費やされた先人の苦労を忍び、それが如何にスゴイことなのかを理解するため、微分積分学の歴史的経緯について簡単に振り返ってみましょう。 “微分積分学の歴史” の続きを読む

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