マイクロソフト「6万人削減」の報道:希望退職の対象とAI投資の背景

米マイクロソフトが約6万人を対象に希望退職を提示するというニュースが報じられています。実際に何人が応募して退職するかは未知数ですが、かなり大規模な希望退職募集のニュースに衝撃を覚えます。

同社はAIやクラウドに多額の投資を続ける一方、事業の優先順位に合わせて組織を見直してきました。今回の制度の内容と、AI投資や過去の人員削減との関係を整理します。

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GMOのVPS不正アクセス続報:補償と攻撃予告、利用者が取るべき対策

GMOインターネットのFX自動売買向けVPS「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスをめぐり、同社は利用者の情報が外部へ持ち出されたことを確認し、不正取引による損失の補償と代替サービスの提供を発表しました。攻撃者とみられる者からは、10月27日正午に利用者情報の公開とランサムウェア攻撃を行うとの予告も届いています。

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GitLabにCVSS 10.0の重大な脆弱性:12年分のバージョンに影響

ソフトウェアの開発基盤であるGitLabに、深刻度が最高の「CVSS 10.0」と評価された脆弱性が見つかりました。攻撃者がログインせずに、GitLabサーバー上でプログラムを実行できる危険があります。

対象は2014年のGitLab 7.0までさかのぼる広い範囲です。GitLabは2026年10月21日に修正版を公開し、自社などでGitLabを運用する管理者へ早急な更新を求めています。10月12日の緊急更新を適用済みでも、今回の更新が必要です。 “GitLabにCVSS 10.0の重大な脆弱性:12年分のバージョンに影響” の続きを読む

お名前.comデスクトップクラウドで不正アクセス:FX被害報告と利用者が取るべき対策

GMOインターネットが提供する「お名前.com デスクトップクラウド」で不正アクセスが発生し、FXなどの取引口座を勝手に操作されたという報告が出ています。10月22日の公式の第2報は、サーバー内の口座ログイン情報が取得され、不正利用された可能性を認めました。利用者には、別の端末からのパスワード変更とログオフを至急求めています。

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Yandexへの攻撃から考える、データセンターの立地と分散

クラウドに預けたデータも、どこかの土地に置かれたサーバーに保存されている。そこには電力を供給する設備があり、通信回線が引き込まれ、日々の運用を担う人々がいる。ロシアのYandexが運営する複数のデータセンターへの攻撃は、こうした物理的な基盤への依存を改めて示した。

この出来事を受け、SNSではデータセンターの地下化や国外への分散を求める意見が出ている。立地を考え直す契機として重要な指摘である。検討の中心に置くべきなのは、複数の拠点が同じ原因で停止しないか、停止後も必要な業務を再開できるかという二つの問いである。

本稿では、Yandexの公式発表と障害履歴を確認した上で、データセンターの地下施設化、国内外への立地の分散、通信経路とクラウド事業者への依存を整理する。

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ホルムズ海峡封鎖は我々に何を迫るのか

ホルムズ海峡をめぐる現在の軍事的・経済的危機は、もはや単なる「中東の紛争」では片付けられない状況と化している。これは世界のエネルギー供給網、海上輸送網、保険市場、化学原料や肥料の流通、さらには食料価格と家計の実質所得にまで連鎖する、グローバルなシステミック・リスクが具現化したものと言える。UNCTAD(国連貿易開発会議)は、ホルムズ海峡の混乱がエネルギー市場、海運、グローバル・サプライチェーンを同時に圧迫すると警告している。多くのシンクタンクもまた、今回の事態は中東と世界との貿易の停滞と金融市場の不安定化を引き起こし、世界経済の成長を押し下げかねないと予想している。

本稿の主眼は、ホルムズ海峡の平時の機能と、今回の軍事危機によってそれがどのように毀損されているかを確認した上で、今後どのような物資の不足と経済的摩擦が生じ、どのようなシナリオで悪化または改善していくかをシミュレーションすることにある。現時点ではガソリン価格以外に市民生活に重大な支障は生じていないが、店頭や統計にまだ表れていない影響は今後確実に私たちの家計を苦しめることになる。既にメーカー各社は塗料やプラスチック製品の値上げを予告しており、医療用品の在庫も心配される状況となりつつある。日本国内では、国家備蓄と民間在庫が短期間ではあるが一定のバッファとして機能する一方、中東情勢が改善しなければ価格転嫁や化学品の供給制限の影響が時間差を伴って顕在化するであろう。

本稿では我々が認識しておくべき現状と、各家庭が実践できる今後の対応策を整理する。

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DeepSeekはAI界のプロメテウスか?

2025年1月20日、中国のAI開発スタートアップDeepSeek社が、新たな推論モデル 「DeepSeek-R1」 を発表した。このモデルは、現時点での最高性能を誇るOpenAI社のChatGPT-o1モデルに匹敵、あるいは凌駕するとも言われる高い性能を示し、全世界で爆発的に普及した。

性能もさることながら、真に驚くべきはその開発コストの低さである。DeepSeek-R1の開発費用は、ChatGPT-o1のわずか1/10以下とされ、これまでAI開発に不可欠とされてきた巨額の投資が必ずしも必要でないことを示唆している。特に注目されるのは、米国による中国向けGPUの輸出規制のためにDeepSeekが NVIDIAの型落ちGPU「H800」 を使用してモデルの構築に成功した(と言われている)点である。これは、莫大なコストをかけて最先端のGPU、H100やB200を大量投入する米国のAI開発とは対照的である。一部では「GPUの輸出規制」というハンデが却って中国企業の技術向上を促進してしまった、という意見も見られる。

DeepSeek-R1は単にハードウェアの最適化によってコストを削減しただけではなく、モデルの学習方法やアーキテクチャのブレイクスルーにより、技術的にも革新的な手法が取り入れられている。このため、コスト面の優位性に加え、学術的な関心をも引きつけているという側面がある。

これらの優位性によってDeepSeek社は価格破壊レベルの安さでAPIを提供しており、米国のAI事業者の競争力低下が危惧される事態になった。実際、このニュースを受けてNVIDIAの株価は17%程度下落し、約90兆円(トヨタ自動車の時価総額のおよそ2倍)が失われたことが話題になった。またAIの学習に大量のGPUが必要でない可能性が開けたことで、電力消費の増大を見込んでいた電力インフラ関連株も大きく売られた。

しかし現在、DeepSeekがOpenAIの規約に違反して「ChatGPTの出力結果を教師データとしてDeepSeek-R1モデルの訓練に利用している」との報道があり、OpenAIとMicrosoftが調査に乗り出す意向を示している。不正なデータ利用の可能性を受け、米海軍ではセキュリティと倫理的な懸念から業務でのDeepSeekの使用禁止を通達。イタリアではDeepSeekのダウンロードが禁止されるなど、データの安全性が疑問視されるDeepSeekの利用制限に踏み切る動きも出てきている。

今、生成AI開発の舞台で何が起こっているのか、少し整理してみたい。


※お断り:本稿の内容の大半は2025年1月末頃に執筆されたものです。最新の情報を参照するように努めていますが、4月現在では状況が少し変わっている可能性があります。記事の内容そのものは一般論的なものになっていますが、上記の点についてお含みおきください。 “DeepSeekはAI界のプロメテウスか?” の続きを読む

管理人のCOVID-19ワクチン接種の記録(2回目)

2回目のCOVID-19のワクチン接種を受けて準備すべきことなどをまとめました。個人的な内容を多分に含みますが、今後ワクチン接種に臨む人に向けて1次情報を発信することにはそれなりに社会的な意義があると考え、ここに管理人個人の経過の記録を公開し、予防接種に関する私見を述べます。 “管理人のCOVID-19ワクチン接種の記録(2回目)” の続きを読む

新薬レムデシビルの構造(The structure of Remdesivir)

レムデシビルは現時点で、新型肺炎コロナウイルス(COVID-19)に対する有望な治療薬と考えられています。本稿では治療薬に関する簡単な解説と、アビガンやレムデシビルの構造式や、レムデシビル分子の3D画像と空間座標を掲載しています。 “新薬レムデシビルの構造(The structure of Remdesivir)” の続きを読む

化学物質DHMOは本当に危険?(一酸化二水素の話題)

最近は世の中が混沌としていて現実世界もネット空間も何となく落ち着きが無い様子です。特に災害時など、人々が一種の恐慌状態に陥っている場合はデマ・風説の類が拡散されやすいものです。

今回は化学物質「DHMO」を導入材料として、ちょっとだけ世の中を見てみます。
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