今年も受験シーズンがやってきました。受験生の皆さん、まずは共通テストお疲れ様でした。持てる力を存分に発揮できたことと思います。本稿では試験直後から難化が話題となった2022年共通テスト数学ⅠAについて、管理人が問題を解いた雑感を書き連ねていきます。
無理数の無理数乗が有理数になる例(1986年大阪大学前期理系第1問)
かなり古いですが教育的な問題です。皆さんは無理数の無理数乗が有理数になる例をパッと挙げられますか?
立方体の中の円柱と線分の長さ(2021年早稲田大学(商)数学第2問)
今回は商学部で出題された立体図形の問題を扱います。良い問題です。
k進法で2021の剰余(2021年早稲田大学(社会)数学第3問)
記数法に関する整数問題は度々出題されています。今回は今年の早稲田大の問題を扱います。西暦絡みの良問です。
整式の因数分解(2006年京都大学後期理系数学第1問)
一昔前の京大後期で出題された整式に関する証明問題を紹介します。
【平面図形】その相似が見えますか?②
前回に続いて「相似」に関連する平面図形の問題を紹介します。今回はやや大学受験生向けの内容です。
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【平面図形】その相似が見えますか?①
大学受験の勉強をするようになると、そして社会に一度出てしまうとなかなか純粋な幾何・図形に触れる機会が無くなるというものです。そこで今回は「相似」をテーマにちょっとした頭の体操を用意しました。
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対称軸をもつ立体の求積⑤(2002年東京大学前期理系数学第3問)
再び、東大理系数学から立体図形の問題をピックアップします。今回紹介する問題は空間把握が苦手な人にとってはとことん苦手なタイプと言えそうです。こういう問題にこそ「対称性の利用」が効いてきます。
対称軸をもつ立体の求積④(1996年京都大学後期理系数学第5問)
一見して回転体と分かりにくい立体シリーズの筆頭です。計算自体は難しくありませんが、断面を調べるところでつまづく受験生が出てきそうな問題です。
対称軸をもつ立体の求積③(1991年一橋大学後期数学第4問)
立体図形の体積を求める問題で、問題文中では回転体とは明示されていなくても、実は回転体だったというものは時々出題されることがあります。今回は今から30年前の一橋大学後期で出題されたベクトル絡みの求積問題を取り上げます。