大学受験の勉強をするようになると、そして社会に一度出てしまうとなかなか純粋な幾何・図形に触れる機会が無くなるというものです。そこで今回は「相似」をテーマにちょっとした頭の体操を用意しました。
問題は適当に選んでいます。気楽に取り組んでみて下さい。
※「このサイトを離れますか?」というポップアップが出ますが、GeoGebraの仕様なので無視して構いません。
高校入試から①
2014年の京都府の公立高校入試で出題された図形問題です。
(出典:京都府公立高校入試2014年)
※問題文の表現を一部変更
» 解答の流れ
(解答の流れ)
底角が等しい二等辺三角形であることから
(2)については、相似比から
» 閉じる
高校入試から②
2015年の神奈川県の公立高校入試で出題された図形の証明問題です。
(出典:神奈川県公立高校入試2015年)
※問題文の表現を一部変更
これだけでは簡単すぎるので、以下の設問を追加します。
(2)
(3)
これでそれなりの難度になると思います。補助線を上手く使いましょう。
» 解答の流れ
(解答の流れ)
(2)は以下のように示せます。
ここで、
なお、証明には必要ありませんが、
(3)は下図のように
いま、
ここで、
以上より、
点
» 閉じる
図形問題というのは、発想力と視野の広さを試すのに適していると同時に、数学の純粋な面白さを思い出させてくれる存在です。別に図形問題が苦手だからといって地頭が悪い証拠にはなりません。多くの場合、幾何は慣れがモノを言います。色々な問題に触れたり、別解を沢山与えたり、自作問題を解いてみたりして、少しずつ「図形を見る目」を養っていけば良いでしょう。何事も楽しんで取り組むことが大切です。