回転対称軸が存在する立体図形の求積は、実質的には回転体の問題です。難関大を中心に時折出題されることがあるので対策は必須です。今回は千葉大学の過去問を取り上げます。出題年は20年ほど前とやや古いですが最近の入試でも十分通用する良問です。
座標空間内に2点
(2002年千葉大学前期理系 大問5)
考え方
まず平面上の場合を考えてみましょう。点
回転体の積分の計算がやや難しいかもしれません。図形的に処理するのが一般的ですが、置換積分を用いて計算することもできます。求積計算自体は教科書レベルなので落とせません。
解答例
長さ
円の半径は
ここで
これは中心角が
本問のような回転対称性のある立体図形では、まず回転軸を含む断面を考察しましょう。なお、 は以下のように置換積分を用いて計算することもできます。