立体図形の体積を求める問題で、問題文中では回転体とは明示されていなくても、実は回転体だったというものは時々出題されることがあります。今回は今から30年前の一橋大学後期で出題されたベクトル絡みの求積問題を取り上げます。
空間内に定点
(ⅰ)
(ⅱ)
(ⅲ)
を同時に満たす点
ただし、
(1991年一橋大学後期 第4問)
考え方
点
解答例
点
よって、求める立体の体積を
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立体図形の体積を求める問題で、問題文中では回転体とは明示されていなくても、実は回転体だったというものは時々出題されることがあります。今回は今から30年前の一橋大学後期で出題されたベクトル絡みの求積問題を取り上げます。
空間内に定点
(ⅰ)
(ⅱ)
(ⅲ)
を同時に満たす点
ただし、
(1991年一橋大学後期 第4問)
点
解答例
点
よって、求める立体の体積を
点 を と置いて3変数のまま考えることも可能です。その場合、点 の存在範囲である立体を平面 ( )で切ったときの断面は と表すことができます。これは 平面内においてドーナツ状の領域を表すので、結局体積は2つの円の面積の差を積分して と計算できます。これは解答例の積分と全く同じ式です。