金の18Kと宝石のカラットは同じ単位?

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金の18Kは「純度」、宝石の1カラットは「質量」を表します。同じ「カラット」と読みますが、測っているものが違います。例えば「K18の指輪に1.00ctのダイヤモンド」という表示は、金合金の品位と石の重さを別々に説明しています。

二つのカラットを見分ける

金と宝石のカラットの違い
比較する項目 金のカラット 宝石のカラット
主な英語表記 karat carat
よく使う記号 K、Kt(K18、18Kなど) ct(0.30ct、1.00ctなど)
表している量 金合金中の金の割合(品位) 宝石の質量
基準 純金を24とする24分率 1ct=200mg=0.2g
数値だけでは分からないこと 製品の重さ、寸法、石の品質 石の直径、色、透明度、価格

英語でも注意が必要で、英国では金の品位にcaratを使うことがあります。つづりだけで決めず、金合金についてなのか、宝石についてなのかを見分けるのが確実です。(参考:GIAのカラット解説)

18K・K18・750はどうつながる?

18KやK18の「18」は、純金を24としたときの金の割合です。18÷24=0.75なので、18金は金の含有率75%に相当します。「750」は同じ割合を1000分率で表したもので、750÷1000=0.75です。これらの数字は金の質量割合を表し、指輪全体が18gという意味ではありません。

例えば、石などを含まない金合金部分が10gあり、その金含有率が75%なら、そこに含まれる金は10×0.75=7.5gと計算できます。石付きの製品では、石や別素材の部品まで含めた総重量に、そのまま0.75を掛けないよう注意します。

24分率による計算と造幣局の対応区分
カラット表示 24分率での計算値 造幣局の対応する品位表示
K24 24÷24=100%(純金を表す基準) 999
K18 18÷24=75% 750
K14 14÷24≒58.33% 585
K9 9÷24=37.5% 375

実際の品位表示には、規格で定めた区分があります。K14の対応が585、K24の対応が999となるように、24分率の計算結果を単に千分率へ書き換えるだけでは一致しない場合があります。日本ジュエリー協会の表示規定では、品位を貴金属の最低含有率として扱っています。製品の表示を読むときは、その規格や証明書も確認しましょう。(参考:造幣局の対応表、日本ジュエリー協会の表示規定)

なお、K18という刻印があることと、造幣局が品位を証明していることは同じではありません。造幣局のホールマークは、日の丸と品位を表す数字などを組み合わせた記号です。また、同じ18金でも、残りの金属の組成が変われば色などの性質は変わります。

宝石の1ctは何グラム?

宝石のカラットは、1ct=0.2gという質量の単位です。カラット数に0.2を掛けるとグラムに換算できます。日常的には「重さ」と呼びますが、物理量としては質量です。(参考:GIAのカラットの定義)

宝石の質量の換算表
カラット グラム ミリグラム
0.10ct 0.020g 20mg
0.30ct 0.060g 60mg
0.50ct 0.100g 100mg
1.00ct 0.200g 200mg
2.00ct 0.400g 400mg

ここで、1ctの石の直径が何mmかは、単位の換算だけでは求められません。同じ質量でも、宝石の種類によって密度が違い、同じ種類でもカットの形や深さで見える大きさが変わるためです。直径や縦横の寸法は、カラット数とは別の項目として確認します。

「合計1ct」と「1粒1ct」も区別する

複数の宝石を使った製品では、合計のカラット数が書かれることがあります。例えば、0.10ctの石が10粒なら合計1.00ctです。質量の合計は1ctの石1粒と同じですが、見た目や希少性、評価まで同じになるわけではありません。「total carat weight」などの合計表示と、中心石1粒の表示を分けて読みます。(参考:GIAの質量・寸法・合計カラットの解説)

また、ダイヤモンドはカラットのほかに、カラー・クラリティ・カットを含む4Cで評価されます。1ctという数字は、価格や品質の総合点ではありません。表示を見るときは、「金はどの品位か」「石は1粒で何ctか」「寸法や品質はどうか」と順に分けると、数字を取り違えずに整理できます。

参考資料

規格・資料の確認日:2026年10月2日


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