対数微分法は数学Ⅲにおいて学習する微分法の応用ですが、その使いどころをしっかり理解している受験生はそれほど多くありません。指数型の関数にしか対数微分法を使わないというのは実は勿体ないことなのです。意外と見落としがちな対数微分法の勘所を押さえておけばケアレスミスや計算の手間を減らすことができます。
e^xのマクローリン展開とeの逆数(2020年神戸大学後期理系数学第3問)
今日は今年の神戸大後期から、$e^x$のマクローリン展開に関連する出題を取り上げます。
関数f(sinx)に関する考察
ふとしたことから$f(x)$に$\sin x$を代入した形の合成関数について考察する機会があったので、まとめてみます。
タンジェントtan(x)を導関数の定義を用いて微分する方法
タンジェントを導関数の定義を用いて微分する方法を紹介します。意外と詰まる人が多いかもしれないと思い、取り上げてみます。
複雑な定積分の極限値(2017年日本医科大学前期数学第3問)
本日は2017年の日本医科大学の前期試験から、一見すると手の付けにくそうな定積分の極限に関する問題を取り上げます。
積分計算の便利ツール「ワイエルシュトラス置換」を使ってみる
今回は置換積分のテクニック「ワイエルシュトラス置換」について解説します!
積分計算の便利ツール「瞬間部分積分」を使ってみる
「瞬間部分積分」というのは受験業界で通称されている部分積分の計算法の一種です。使い方によっては計算ミスを減らすことができ、なおかつ計算スピードの向上に繋がるため、数Ⅲ微積で重宝している方も多いのではないでしょうか。今回の記事ではその「瞬間部分積分」の使い方について紹介します!
√(x^2+1)の不定積分の置換の根拠と図形的導出法
数Ⅲ微積で厄介者扱いされることの多い不定積分 $\displaystyle \int \sqrt{x^2+1}\,dx$ の図形的な導出法を紹介します。さらに、この不定積分を計算する際に用いられる $x+\sqrt{x^{2}+1}=t$ という置き換えの意味について考察します。
【数Ⅲの良問】三角関数の回転体の求積(岐阜大学2003年理系数学第3問)
一昔前の岐阜大の入試から三角関数で囲まれた図形の回転体の求積に関する問題を取り上げます。シンプルながらも数Ⅲ分野頻出の回転体の基礎を確認できる良問です。
1/sin2xの微積分と面積(関西大学2020年理系数学第1問)
関西大学の入試問題から正弦の逆数の微積分に関する問題を取り上げます。