多項式の可約判定は難関大の入試で取り上げられることが多いですが、解法はほぼワンパターンです。2変数になってもまずは次数下げから考えます。
《問題#9》
正の整数
(創作問題)
「互いに素」という条件が効いてくる問題です。2文字になってフクザツそうですが、まずは分子の次数下げから。
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創作整数問題#8(解き方)
問題は以下のようなものでした。
分数式化すると大変見通しが良くなるのですが、計算を始める前に少し細工をします。
もちろん、必ずしもこのような操作をしなければならないわけではありません。割り算をラクに行うために
以上により
に限られます。よって求める正の整数
(コメント)
1変数多項式の可約判定問題は過去に様々な大学で出題されています。最近だと2017年と2015年の学習院大、2015年の上智大(文系)、2013年の千葉大など、ちょっと遡ると1992年の一橋大などが見当たります(他にもご存知の方は教えて頂けると幸いです)。
2変数以上になると1変数よりは複雑になりますが、大学入試ではそれほど激しい問題は出題されないと思います。出題したところで全然差が付かないので・・・。