今回は今年の阪大理系数学で出題された求積問題を取り上げます。
3辺の長さの和が
(1)
(2)
(2020年大阪大学 前期理系第5問)
考え方
三角形
解答例
(1)
点
(ⅰ)
(ⅱ)
(ⅲ)
(ⅰ)~(ⅲ)より、いずれの場合でも
したがって
□
(2)
(1)より、
以上より、
あなたの知識の整理をお手伝いします!
今回は今年の阪大理系数学で出題された求積問題を取り上げます。
3辺の長さの和が
(1)
(2)
(2020年大阪大学 前期理系第5問)
三角形
解答例
点
(ⅰ)
(ⅱ)
(ⅲ)
(ⅰ)~(ⅲ)より、いずれの場合でも
したがって
□
(1)より、
以上より、
本問は2変数関数の問題ですが、丁寧な誘導が付いているので落とせません。三角形 は対称な図形なので(1)が無くても体積 が最大になる状況(三角形 が二等辺三角形になること)の見当が付けられることが望ましいです。
今年の阪大数学は全体的にかなり易化しました。本問は数Ⅲ範囲の求積問題ということで出題されたようですが、積分不要の問題でありほとんど差が付かなかったのではないでしょうか。来年は確実に難化すると思われますので、やや複雑な定積分計算や空間図形の求積はしっかり対策しておきましょう。